prismfilm v0.1.2

methodology

6軸スコアの算出方法

1. データソース

映画情報は TMDB(The Movie Database)の API v3 から取得しています。タイトル・原題・あらすじ・ジャンル・キーワード・上映時間・公開日・国・ポスター画像・観客評価、そして観客レビュー上位10件までを利用します。日本リージョンの配信プロバイダ情報も TMDB 経由(JustWatch 提供)で取得しています。

2. 6軸の判定

各作品について、上記のメタデータ+観客レビューを LLM 判定に渡し、6軸それぞれを 0.0〜5.0 の小数第1位まで評価します。判定基準は以下の通り:

  • 泣ける

    感動・涙腺刺激の度合い。観た人が涙したと言及する作品ほど高い。

  • 怖い

    ホラー・スリラー・サスペンス要素の強さ。観るのに勇気がいるほど高い。

  • 笑える

    コメディ要素の強さ。爆笑の連続なら 5。

  • 頭を使う

    伏線・考察・知的負荷の高さ。一度では理解しきれない作品ほど高い。

  • 没入度

    世界観への引き込まれる度合い。観ている間、現実を忘れる作品ほど高い。

  • 余韻

    観終わった後の心の残響。何日も心に残る作品ほど高い。

3. なぜ6軸か

ジャンル分類だけでは、同じ「ドラマ」の中にあっても「重く深く泣ける作品」「軽くてもしみじみ余韻が残る作品」「考察を伴う知的な作品」が混在します。私たちは観客が映画から得る感情体験を、できるだけ独立性のある6方向に分解しました。「怖い」と「頭を使う」は心理サスペンス系で並立し、「笑える」と「余韻」は質の高いコメディで両立する。同じジャンルでも、軸の組み合わせで作品ごとの差を表現できるはずです。

4. 既知の限界

  • レビュー文の量と質が軸スコアの精度を左右します。レビューが少ない作品ほど、軸スコアの分散は大きくなる傾向があります。
  • 観客レビューには文化的偏りが含まれます。海外レビューが多い作品は日本語観客の体感とズレることがあります。
  • LLM は同じ入力でも出力が完全に決定的ではありません。推論時の温度を抑えていますが、再生成で軸スコアが ±1 揺れる可能性があります。
  • 本サイトの軸スコアは、TMDB データから機械的に算出された二次的な指標です。TMDB やデータセット提供者の評価ではありません。

5. データ更新

新作・配信状況は月1回を目安に再取得し、追加された作品の6軸スコアを推論します。スコアそのものは LLM の判断に変動があるため、原則として既存作品の再推論はしません(差分のみ追加)。